神奈川沖浪裏(かながわおきなみうら) 現在の横浜にある本牧沖から、富士を眺めた景色です。『凱風快晴』『山下白雨』とともに「三大役物」と呼ばれ、日本の浮世絵の代表作として国内外で知られています。 波打つ海原と翻弄される舟、そして対比するように静かに佇む富士という構成が、時代も国も超えて人々を魅了する葛飾北斎の作品です。また、特殊技術により、絵の表面に凹凸を作り出しました。陰影が生まれることで、金沢箔の輝きに表情がでます。