屏風・掛け軸

屏風・掛け軸
屏風・掛け軸
日本の美意識を表現する、屏風・掛け軸。

屏風や掛け軸は、日本の伝統的な装飾品です。

ともに中国発祥とされていますが、日本に入ってきて独自の進化を遂げました。
屏風はその名の通り「風を屏(ふさ)ぐ」ための家具の一種で、パーテーションとして目隠しのような役割もあったようです。

掛け軸は、古くは仏画として渡来したとされています。
布教のために掛け軸に仏様の絵を描いて、仏教の考えを広げようとしていました。

室町時代以降になると、これらに日本で独自のアイデアが加えられ、美しい調度品として広まっていきました。
いまでも日本の伝統的な美意識を表現するものとして、多くの人に大切にされています。


箔一では、こうした歴史を踏まえ、金沢箔の技法を用いた屏風や掛け軸を提案しています。

01.こだわり抜いて再現する金屏風
職人による手描きの風神雷神

日本画の歴史の中でも、金屏風は数多くの名作が生み出され、大きな輝きを放っています。
特に俵屋宗達や尾形光琳に端を発する琳派、また狩野派らによって描かれた金碧障壁画は、世界的にも高い評価を得ています。
これらは、日本画としてはもちろんのこと、金箔の表現としても最高峰のものと言えるでしょう。


私たちは、現代的な金箔工芸品を提供する一方で、こうした古典の研究もすすめています。
特に職人たちが一枚ごとに魂を込めて復元する「風神雷神図」や「紅白梅図」は、本物に迫る魅力を放っています。
絵画の再現性とどまらず、箔のあしらい方や屏風のしつらえなどまでこだわった、現代において最高峰の金屏風です。
様々な施設や社屋などで、調度品や美術品として高い評価をいただいています。


02.茶道で大切にされる掛け軸
四曲小屏風 風神雷神図

掛け軸には、かつては仏画が描かれるなど、宗教的な意味が強いものでした。
近世に入り、千利休がわび茶の作法を確立させるなかで、床の間に大きな意味が生まれ、そこに掛けられる軸はお茶会の主題を示すものとされるようになりました。

掛け軸は、床の間に飾って、人が見上げた時に最も美しく見えるサイズに整えられています。
お茶会では、掛け軸の墨蹟や古筆といった漢詩などを見て、そこに込められた亭主からのメッセージを考えることも作法の一つとなりました。

こうしたことが普及したこともあり、自宅に床の間をしつらえ、そこに四季折々の掛け軸を飾る暮らしが定着していったものと思われます。

03.現代の暮らしに調和する、新たなかたち
掛け軸

かつて屏風や掛け軸は、日本の住まいを彩る美術品として、人々の暮らしに寄り添ってきました。
しかし時代の移り変わりとともに、住まいは和室から洋室へ、広い床の間のある家から、都市部のマンションやコンパクトな空間へと変化しています。

そうした現代の暮らしの中でも、日本の美意識や金沢箔の美しさを身近に感じていただきたい。
その想いから、箔一では伝統を受け継ぎながら、現代のライフスタイルに調和するインテリアを提案しています。
飾る場所や暮らしに合わせて選べる、多彩な意匠とサイズ。住空間に自然と溶け込みながらも、金沢箔ならではの上質な輝きが日々の暮らしに彩りを添えます。

多くのものを持つことよりも、本当に心惹かれるものを永く大切にする時代だからこそ。
職人の技と想いを込めた一品が、暮らしを豊かに彩る存在となることを願っています。


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