世界中で好まれてきた、円のモチーフ 円をモチーフにした文様は世界中にあり、ドットや水玉として好まれています。 日本には、日月紋(じつげつもん)と呼ばれる伝統的な文様があります。太陽と月をモチーフとしたものとされ、古くは皇室の紋章であったともいわれています。これを用いた工芸品も多く、とりわけ北大路魯山人の「日月椀」は名作として知られています。
由緒ある文様の、新しい解釈として この由緒ある文様を、大胆に解釈したのが箔一のドットのシリーズです。 金箔で表現された大きな円を、器からはみ出して描いています。全体を描かず、あえて一部だけを表現しているのは、一つひとつの器が大きな円(縁)でつながった一部である、というメッセージを込めています。描かれていない部分にも、目に見えない大きな円(縁)を感じていただきたい器です。
様々な料理を、美しく盛り立てる色彩 また、このデザインは、実用的な面でも優れています。 金と黒のシンプルな色彩は、様々な料理に使えようにと工夫しました。美しい盛り付けの基本ルールとして、「青黄赤白黒」の5色の使い分けが大切とされています。そのなかで、黄は華やかさを演出し食欲増進を促す色として、また黒は食材を引き締めて色や形を美しくみせる色とされています。これらの色の効果で、食卓を華やかにしてくれるうえ、お皿の上の料理も美しく見せてくれます。
食卓に大きな円を描く器 大皿として、食卓の中央に置けばコーディネート全体が華やかなものになります。 また、家族でそれぞれ用いれば、それぞれの器の模様がつながり、食卓の上に大きな円が描かれるようなコーディネートがかないます。