フランス起源の砂糖菓子。 アラザンは、フランス語で銀を意味する「アルジャン(argent)」に由来するとされています。フランスでは砂糖で作る糖衣菓子(ドラジェ)の一種です。アラザンの主原料は砂糖とデンプン質で、これを食用の銀箔でコーティングして作ります。銀のコーティングは、古くから丸薬などにも用いられてきたものです。装飾としての効果はもちろんのこと、銀には抗菌作用があるため、保存性を高めるという意味もあったようです。
金沢箔が生む本物の輝き。 箔一のアラザンの特徴は、何と言っても、その美しさです。このアラザンには、金沢を代表する伝統工芸品である金沢箔を用いています。熟練の職人が生む手仕事の輝きは、最大の魅力です。工業的な手法で作られたものに比べて、箔のしわ感や表面に生まれる微妙な凹凸が、華やかな中にも優しく気品のある輝きを生んでいます。また、箔を貼る技術も大変に難しく、最高の輝きを実現するために、研究を重ねて技術を高めています。